明けましておめでとうございます。
新しい年が、新型コロナウイルスとの闘いの中で幕開けしました。今年は、この苦境を打開し、未来を切り開くための"正念場の年"となります。
日本では、コロナ禍前から"無縁社会"と言われるようになり、人同士のつながりが希薄化していることが指摘されています。コロナ禍に伴う孤立や分断を打ち破る上では、人と人が心を通わせることが重要であることは間違いありません。
ふるさとを共にする東海島根県人会の果たす役割もますます大切になって来るものと考えます。私は役員の方々と一層力を合わせて、会員お一人お一人に少しでも喜んでいただけるよう勝負の年にしてまいりたいと決心いたしております。
さて、島根に縁のある方々が各界で活躍されていますが、そのひとり、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀を演じる俳優・長谷川博己のルーツが、新年早々のテレビ番組で紹介されていました。
長谷川さんの父・堯(たかし)さんは、島根県松江市にある玉造温泉の老舗温泉旅館「保性館(ほせいかん)」の五男としてお生まれになり、県立松江北高校から早稲田大学に進学しました。卒業後、武蔵野美術大学で教鞭をとり、そこで伴侶(長谷川博己さんの母)と出会うことになります。
県立松江北高校は私の母校でもあり、堯(たかし)さんは、私の六期先輩にあたります。なんだか明智光秀とつながっているようでちょっとうれしく感じたところです。
さて、本年8月28日には、東海島根県人会の65周年記念総会を開催します。皆さま、ぜひ総会に出席ください。そして島根県を身近に感じてください。
皆さまにとって、この一年が素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
楽しく、明るく、ガンバラヤ!!
令和3年1月
東海島根県人会 会長 桂 俊弘